模様(薄紫)
インターネット医科大学において
インターネットで質問をうけた呼吸器疾患の内容と回答を提示しました。
質問の番号をクリックしてください。

肺炎

質問1)好酸球性肺炎について
質問2)肺炎が重症化して病態が悪化したが
質問3)肺炎と診断されたが、入院の必要は?
質問4)肺炎と診断されたので心配
質問5)クラミジア感染症について
質問6)肺炎と胸痛について質問
質問7)マイコプラズマについて
質問8)入院中に肺炎に罹患した
質問9)入院治療中の肺炎が治らない
質問10)高熱が4日間つづいたが原因は?
質問11)83歳の祖父が誤嚥をするが
質問12)次女と長女が肺炎に罹患した
質問13)RSウイルスに感染した
質問14)脳梗塞で入院して肺炎を併発した
質問15)肺炎になるとどのような症状がでるのでしょうか
質問16)咳のでない肺炎があるか?

質問1)好酸球性肺炎について(1999/12/06)
 
去年の10月に父が好酸球性肺炎で一カ月入院しました。
ステロイド投与後、元気になったので投与を止めました。
その後、1年たち、支障なく生活をしていましたが今月に入っ
てから、去年と似た症状になり階段を昇ると苦しく、空気が
漏れているような呼吸の仕方になりました。先週、病院に行
き、ボルマチックを貰ってきましたが、いっこうに治らず、本人
は、どんどん苦しくなっていると言っています。レントゲンを
撮って異常がなかったそうなので、ステロイドを頂けなかった
ようですが、このまま、放って置けば入院するのではないか
と家族で心配しています。どうすれば良いでしょうか。

回答1)好酸球性肺炎について

慢性好酸球性肺炎は、1969年Carringtonらにより新たな
疾患概念としてまとめられた病態です。
1)原因不明
2)長期にわたる呼吸器症状
3)胸部X線異常
4)肺組織への好酸球浸潤
5)ステロイドへの反応良好
6)高度の再発
以上が特徴としてあげられています。

1993年Naughtonらが、再発を繰り返し長期のステロイド
内服を余儀なくされている慢性好酸球性肺炎患者に高用
量のステロイド吸入療法が内服薬維持量を減量させる可
能性を発表しました。以後、再発する好酸球性肺炎には
吸入ステロイドが試されています。
しかし、効果は確実なものではないと考えられ、吸入ステ
ロイド使用でも胸部X線所見がつずく場合や症状がつずく
時は、内服ステロイドが必要ではないかと考えられます。
担当の先生とよくご相談ください。

質問2)肺炎が重症化して病態が悪化したが(2000.1.5)

肺炎で入院した家族がいます。
3週間ほど前からカゼであまり熱はなかったんですが
あまり食べていなかったので体力が落ちていたのか
たおれてしまい、急遽入院になり、12月30日から入り
ました。抗生物質がちゃんときくかどうか?といわれて
います。わるくなるかよくなるか中間といわれ楽観的に
思っていました。本人はましになった言ってたのですが
突然1月2日夕方にわるくなり、現在、腹腔と肺に水がた
まり、呼吸困難で血中の酸素が急にへってしまいました。
肺に直接空気を送る処置の承諾を求められ、
本人が楽になるならと、OKしました。楽といってもかなり
ストレスになるというお話でしたが・・・・。
今、薬で眠っている状態で、このまま付き添いしていても
変わらないので帰宅してもいいといわれ、一時、帰宅して
います。医師からは、(主治医ではない。当直の様)
良くならないかも・・とのお話しで、詳しくきけませんでした。
実際の今の状態はどんなものなのでしょうか?
はっきりわかっておきたいと思っています。

回答2)肺炎病態が重症化して病態が悪化したが。

メールを受け取りました。
病状をみると、重症肺炎に罹患し人工呼吸装置が
ついているようです。気管内に挿管しているために
鎮静目的で鎮静剤を使用しているようです。
かなりの高齢の患者さんで、肺炎が治療困難な場合が
あります。腹腔内に水がたまったとありますが、
胸腔内ではないかと考えます。肺炎に合併した胸水
かまたは心不全が合併している可能性があります。

血液ガスの値が悪いために通常の自発呼吸では
困難であり、人工呼吸を施行していると考えられ
ます。肺炎が改善してくれば、人工呼吸を中止でき
ますが、肺炎が改善しないと人工呼吸をなかなか
中止できず、場合によっては死亡することも
あります。
患者さんの状態は、担当医の先生が一番よく
わかりますので、ご相談ください。

質問3)肺炎と診断されたが、入院の必要は?(2000.1.26)

3週間前から咳がつづいていたので、昨日病院に行ったらレ
ントゲンをとって、「肺炎」と診断され、心臓と肺の境がわから
なくなっているから・・・・?と説明を受けたのですが、抗菌剤
などの薬をもらってかえりました。採血も1週間後に結果が
でるということだったのですが、肺炎は入院して治療しなくて
もよいのでしょうか?知りあいの内科医が、苦しかったら入
院した方がいいといっているのですが、少し動いたり、咳を
すれば息切れはしますが、熱も37度前後なので自分では
大丈夫だと思っているのですが、
いかがでしょうか?教えて下さい。

回答3)肺炎と診断されたが、入院の必要は?

胸部X線写真で肺炎と診断を受けたが、治療について
不安があるという内容と考えます。
レントゲン写真で、「心臓と肺の境界が不鮮明」というのは
シルエット サインといい、心臓に接した肺に浸出液などを
伴う肺炎が存在するということです。
肺炎は通常の風邪やインフルエンザとは異なり、肺の実質に
病変があるという状態ですので、注意が必要です。
肺炎の病変が広い場合や、体の抵抗力が落ちている患者
さんでは入院治療が必要です。一つの目安として、食事が
可能であるかどうかがあります。食事が入らないようで
あれば、入院の必要があります。また、メールの中に記載の
「少し動けば息切れがする」という症状は、肺炎が広範囲に
なっている可能性があります。血液ガス分析などの検査が
必要です。担当の先生とよくご相談ください。1週間後を待つ
のでは遅いと考えます。


質問4)肺炎と診断されたので心配(2000.1.28)

今日、レントゲンで肺炎と診断され入院することになりました。
僕は、肺炎について何も知らず、どういう病気なのかすら分
かりません。一番不安なのは、治るのかや死んでしまうこと
や、ガンなのかとても心配です。
お忙しいところ申し訳ございませんが、肺炎についてお教え
下さい。

回答4)肺炎と診断されたので心配

肺炎は、頻度の高い病気で、気温の低下する冬季には
多く見られます。肺の中に病原微生物が侵入し、
気道から末梢肺にかけて炎症症状が出現します。
病原体と人間の防御機能のバランスが重要であり、
体の抵抗力が低下したときに発症します。
ですから、栄養が悪い、疲れが重なっているなどのときに
通常では元気と思われていた人に肺炎が発症します。

重要なのは肺炎の程度です。肺内での肺炎の病変の
範囲が広ければ、呼吸状態が悪化したり、全身状態が
悪化したりして重症の経過となることもあります。
診断には胸部X線写真だけでなく、胸部CTなども必要です。
喀痰の検査により、原因菌の検索も重要です。
通常は肺炎では入院して全身状態を良く観察し、抗生剤
などの点滴注射が必要です。
担当医の先生とよくご相談ください。

質問5)クラミジア感染症について(2000.2.21)

私の義父63歳です 昨年の秋頃から咳が頻繁にでるよ
うになり夜も寝られず苦しんでおりました。咳が出始めた
頃、かかりつけの病院に行き診てもらったところ、軽い
喘息とのことでした。 投薬を続け薬が切れたらまた繰り
返すという状況でしたそれから4件程病院を回り すべて
の病院で同じ診断がでました。ところが 最後の病院でい
ろいろ検査をして下さり 検査の結果 咳の原因はクラミジ
ア感染症といわれました
インターネットでクラミジア感染症を調べたところ、性病と
かかれていましたが、咳と性病との関連を教えていただけ
ないでしょうか また感染方法 義母も検査した方が良い
のか? 義母が感染しているとすれば、どのような症状が
でるのか?妻と二人で心配しております
お忙しいとは存じますが、何卒よろしくお願いいたします。

回答5)クラミジア感染症について                           
クラミジア感染症と診断されたので、性病ではないかと
心配されていることと思います。
クラミジアは細胞内寄生生物であり、細菌に近い生物と
されています。抗生物質により、増殖が阻止されます。
クラミジア属には Chlamydia psittaci, Chlamydia tracho
matis, Chlamydia pneumoniaeの3種類があります。
Chlamydia psittaciによる感染はオウム病とも呼ばれ
オウム、インコなどのなどの鳥より空気中に飛散したクラ
ミジアを吸入して感染します。
Chlamydia trachomatisは結膜炎や非りん菌性尿道炎を
引き起こすことにより、性感染症の原因菌として知られて
います。
この他に、Chlamidia pneumoniaeは最近報告されるように
なったもので、肺炎のほかに気管支炎などを起こす菌で
非定型肺炎肺炎を生じることで知られています。
ですから、これは性感染症でなく、通常の呼吸器感染症
として考えてよいものです。義父の長くつずく頑固な咳は
この菌が原因であったと診断されたと考えます。

質問6)肺炎と胸痛について質問(2000.2.23)

2年くらい前に咳がひどくないのに胸痛があり、病院へ行
ったところ肺炎と診断され入院しました。点滴などで1週
間くらいで、肺もきれいになり退院しましたが入院の間、
胸の痛みは続いていましたが、テレビを見ていて笑いを
こらえた瞬間から全くなくなってしまいました。これが不思
議でいたこと。その後今までに風邪っぽいなと感じたとき
に1、2回同じような右や左の胸の痛みがありました
が、姿勢を変えた瞬間になおってしまうことがありました。
今回風邪気味で胸痛が時折続き〔痛くなくなるときもあり
ます。〕胸の中がポコポコ動くようなかんじもあり、咳も出
たため、病院に行きましたら胸膜の近くが肺炎をおこして
いるということでした。入院も勧められましたが通院治療
することにしました。主治医の先生には質問する間をあま
り与えられないため、メールをさせたいただきました。
胸の痛みがでたりひっこんだりすることがどうして起こる
のか、普段の呼吸の仕方が関係があるのか、肺炎は起こ
しやすい体質があるのか、またそれを予防するにはどん
なことに気をつけたら良いでしょうかアドバイスをいただけ
たら幸いです。
不思議な胸痛があります。

回答6)肺炎と胸痛について質問

胸痛は胸壁および胸腔内臓器に分布する知覚神経の末端
が刺激されることにより発生します。臓側胸膜(肺実質側の
胸膜)は痛みを感じないが、壁側胸膜は痛みに敏感であり
、これは肋間神経を介して伝えられます。ですから、この痛
みが、皮膚に加えれれたように感じることもあります。急性
呼吸器感染症の経過中に激しい咳が生じ、これによる筋肉
痛が胸痛として感じることもあります。
通常は肺炎、肺癌などがあっても、肺の内部に病変がある
場合は胸痛は出現しません。
「2年前に咳がひどくないのに胸痛があり、肺炎と診断され
た」ということですが、これは肺炎の炎症が胸膜という肺の
外側を被っている膜に炎症がでたことが原因と考えられます。
「胸の痛みが姿勢を変えた瞬間になおってしうことがあり」
ということですが、これは胸部筋肉痛が原因と考えます。
普段の呼吸の仕方と胸痛は関係がないと考えます。
肺炎にかかりやすい方は、やはり体の抵抗力、免疫力が
通常より弱いと考えられますが、検査でしらべることはでき
ません。インフルエンザなどは、まず咽頭部に付着します
ので、うがいが重要です。また、人ごみにでるときはマスク
なども効果があると考えられますが、証明されたものでは
ありません。

質問7)マイコプラズマについて(2000.4.13)

いま、気管支喘息ということで治療中なのですが
ある言葉をきいたのですがネット上でしらべてもわから
ないのでメールでくわしく教えてもらおうと思い、メールを
しました。その聞いた言葉は『マイクロプラズム』なんです
が話のなかで出てきたので、うまく聞き取れなかったので
正確な言葉かどうかは自信がありませんがよろしくおね
がいします。喉の奥(口の奥)を綿棒みたいなので、ちょこ
ちょこっと拭き取った結果この言葉を聞かされました。
ひどいと結核(喘息)になるといわれました。しかも、これ
はオリンピックの年によく出まわるらしいのですが
このところもくわしく教えてください。

回答7)マイコプラズマについて

「マイクロプラズム」ではなくて「マイコプラズマ」と考えます。
マイコプラズマは、一般の細菌とはことなる微生物です。
肺炎、気管支炎ご原因となる微生物ですが、結核、喘息の
原因とはなりません。マイコプラズマ肺炎は、青年に多く
発症し老年者では少ないことが知られています。これまでは
4年おきに発症の増加がみられていましたが、最近では
毎年ほぼ同じくらいの患者数の発症がみられます。
診断は病原体の分離と血清学的診断によります。
咽頭ぬぐい液、喀痰からの検体を培養して検査をしますが、
一週間以上かかり、あまり実際的ではありません。血清
学的にはマイコプラズマに対する抗体の上昇により診断が
可能です。

質問8)入院中に肺炎に罹患した(2000.5.23)

祖父は79歳、脳梗塞を患っており、言語障害・歩行障害があ
りましたが痴呆は全くありませんでした。
4月の始めに転んで頭を打ち、硬膜外出血とのことで入院し、
現在に至ります。
入院して2週間くらいたってから(それまでは比較的安定して
いました)けいれんを起こし、挿管やら何やらしているうちに、
一番恐れていた「肺炎」を起こしてしまいました。医師は「肺炎
で痰が溜まり、窒息するのが一番恐い」と言っており、気切を
行いました。気切からもう1週間以上たち、抗生物質なども
使っているようなのですが、熱も毎日8度台からあまり下がら
ず、こまめに痰を吸引してもらっているのですが一向に「肺炎」
はよくならないようです。
私は病院に勤務する放射線技師なのですが、入院している
祖父と同じような患者さんたちがよく「肺炎」を起こしてしまって
いるのは存じています。
ただ、なぜお年よりは「肺炎」になってしまうのでしょうか?
私や家族にしてみれば「病院に入っていて、十分な治療を
受けているのになぜ?」というのが正直な気持ちです。
声も出せず、ただ点滴につながれ、苦しい思いをして
痰を何回も吸引されて・・それでも「ヒーヒー」と苦しそうな
呼吸の祖父を見るのはとっても辛いです。かと言ってそういう
処置をしなければもっと苦しくなってしまうのだろうし・・・。
医師の説明では「抗生物質も投与して、痰もこまめに吸引して
いるのですが、いまのところ全く(肺炎は)改善されていません
。今後もこの治療を続けていくしかないのすが、果たして良く
なるかどうか・・・」というようなことでした。
老人に多く見られる「入院中の肺炎」の起こる理由、その治癒
の可能性などについて教えてください。

回答8)入院中に肺炎に罹患した

肺炎の分類には、いくつかの分類法があります。
この中の分類法に、「市中肺炎」「院内肺炎」という分類法が
あります。「市中肺炎」とは、それまで健康であったひとが、
急に肺炎を発症するものです。「院内肺炎」とは、なんらかの
病気を有していて、病院に入院している人が罹患する肺炎
です。原因となる、細菌の種類が違います。「院内肺炎」の
患者さんは、種々の病気のため、病気に対する免疫力が
低下しており、通常の健康な人なら罹患しないような、弱毒菌に
より肺炎を発症します。
これは、院内に種々の菌がいることがひとつの原因ですので、
病院に入院するということは、免疫力が低下している人に
とっては、ある程度のリスクがあるということです。ですから
本当に免疫が低下した患者さんは、ガウン、マスクなどや
隔離した病室での治療が必要です。
また、種々の意識レベルの低下した患者さんでは、誤嚥が
肺炎の原因となっています。肺炎を発症した患者さんは
適切な抗生剤の治療が必要です。

質問9)入院治療中の肺炎が治らない(2000.9.11)

入院中の夫の肺の病状について、ご相談申し上げます。
肺炎で入院して約一ヶ月になりますが、39度近くの高熱がずっと 続いております。
毎日12時間ごとに座薬の投与を行い、様々な抗
生物質を点滴するも効果が少な
い状況です。

 内視鏡でカビAspergillusnigerとSteno trophomonasmalpophillia (トリコモナス)
およびEnterobacter aerogenesと判明するも抗生剤
の効き目が悪いようです。
 CRP(炎症反応)は入院時13,3でしたが、現在15,0、 肝臓GOTが93、GDPが
166、ALP1026、栄養状態ALB2,1
となっております。 体力が弱る一方で不安で
す。
何か良い方法があれば、教えて頂けませんでしょうか。
 なお、3年前に右肺癌手術をおこなっています。

回答9)入院治療中の肺炎が治らない

肺炎で入院し、内視鏡検査で真菌その他の菌が検出され、抗生剤の治療でも
肺炎が改善しないときう状態と考えます。肺炎の診断および程度には胸部
レントゲン写真、CTなどが必要ですが、今回のメールではこれが分かりません
ので病状の判定が困難です。
検出されている菌はいずれも通常では菌の毒力としては高いものではあり
ません。ですから、患者さんの免疫力が低下していることが肺炎の原因で
重要と考えます。肝臓機能の低下もありこれが関与している可能性もあり
ます。以前に肺癌の手術も受けているということで、肺機能も低下していると
考えます。
治療は困難が予測されますが、食事が入らないようなら高カロリー輸液を
うけること、また抗生剤だけで、肺炎の治療が困難なら免疫グロブリンの注射
を併用するということも考えられます。
担当医の先生が一番良く病状を理解していますので、ご相談ください。

質問10)高熱が4日間つづいたが原因は?(2000.9.12)

私は気管支喘息で、体も強い方ではありませんが、風邪をひいてもせいぜい38
度台で解熱剤と睡眠でたいていは治るのですが、一週間前、いきなり寒気がはじ
まり、みるみるうちに全身の関節が痛みだし、 最初38・5℃の熱がでました。予兆
が全くなかったので驚きましたが、解熱剤を一日3回飲んでおとなしく寝ていても、
熱はいっこうに下がらず、39・6℃の熱がまる4日続きました。大きく息を吸ったり
、咳をしたりすると上腹部が痛み、病院で血液検査をしたのですが、炎症(CRP)
というのが15で、6日間毎日点滴をしました。肝機能の数値も正常より少し高かっ
たのですが、肝炎というには数値が少し低いと先生は言われました。その時先生は
、何かの形で細菌が体内に入ったのかなあ・・・・といった感じで断言されなかったた
め、あまり理解できませんでした。熱も下がり、咳だけが続いている今日の診察で
CRPは2になり、改めてどこが炎症だったのか聞くと、気管支かなあ・・・という返事
でした。咳は、もともと喘息のため、今は少しひどいだけだと思うのですが、いったい
風邪だったのか、風邪にしてはとても厄介でしたし、何だったのか、何が原因だった
のか不思議でメールさせていただきました。というのも、2週間前に、2週間のインド
旅行から帰ってきたところでしたので、それも関係しているのかという心配もあった
からです。


回答10)高熱が4日間つづいたが原因は?

38〜39°Cの発熱が4日間つづき、CRP15mg/dlという値は普通ではありません。
白血球の値と胸部レントゲン写真の記載がありませんが、肺炎がもっとも考えられます。
通常の胸部レントゲンで診断が困難な肺炎もあります。胸部CTで正確な診断が可能
です。

質問11)83歳の祖父が誤嚥をするが(2000.10.10)

さっそく質問ですが、わたしの祖父が現在、誤飲性の肺炎 と診断され入院してお
ます。
どうやら、いままで流動食しか与えてなかったのに、栄養士サンの 指導で
ミキサーでくずした野菜や果物を与えたのですがそれが肺
に入って肺炎を起こし
たと言うのです 
なぜでしょう? そんなに簡単に肺に入ってしまうのですか?
祖父は83歳です 専門的なご回答をお願いします。

回答11)83歳の祖父が誤嚥をするが

人間が食物を嚥下する場合は、咽頭・喉頭各部の複雑な 機能を必要としています
が、健常人では無意識にこの複雑な
動作をおこなっています。
高齢になると、この機能の低下が生じ、容易に食物の誤嚥を 生じることになります。
特に、多発性脳梗塞がある患者さんの
場合は、頻回にみられます。83歳の方で、
いろいろな病気が
ある方では、誤嚥があることは、十分に考えられますので、
注意が必要です。

質問12)次女と長女が肺炎に罹患した(2000.11.27)

 一年前の春から次女(当時9才)が咳を始め、病院に行ってその時は治るがしばらく
するとまた同じ咳をするということが続きました。 同じころ長女(当時12才)が背
中がだるいと申しましたが肩こりとばかり思って受診はしませんでした。
 今年の春どうもおかしいと気づき、妹のレントゲンをとったところ、肺炎というこ
とで3週間抗生剤(クラビット)を飲んでやっと治りました。
 今年の秋口から姉も体調を崩して受診すると、やはりレントゲン写真にすこし曇り
があり、抗生剤を飲むと背中のだるさが良くなることが分かりました。2週間メイア
クト錠を飲んで体調はもとにもどりましたが、背中のだるさが続くので。クラビット
に変えて一週間経ちます。

 姉の方は中学のクラブで駅伝を走ってから調子を崩しました。背中のだるさも完全
にはとれていないようです。咳はありません。

 回りの人にも同じ様な症状の人もいるようです。
 ほとんど自覚症状が無いうちに、治りにくい肺炎にかかっているという例が増えて
いるのですか。このまま抗生物質を飲むという治療を続けてよいのでしょうか。
 お忙しいところ申し訳有りませんが、ご返事いただければ幸いです。

回答12)次女と長女が肺炎に罹患した

肺炎の主な症状は、咳、喀痰、発熱です。病状が進行しますと食事が入らない、全
身倦怠感、さらに呼吸困難などが出現すれば、肺炎が重症になっていることを示し
ています。老人肺炎では、体の免疫力が低下しているため肺炎に罹患しても発熱
などがなく、全身状態が悪化したという症状だけの患者さんもあります。

9〜12歳は十分な免疫力はありますので、通常の肺炎であればかならず上記の
症状が強くでます。症状が「背中のだるさ」のような肺炎というのは特殊な肺炎など
が考えられます。
担当の先生とよくご相談ください。

質問13)RSウイルスに感染した(2000.12.28)

11月19日に男の孫が誕生しました。元気に育ち12月23日にはお宮参りに行き
ました。明くる日から咳が出て心配で小児科へ連れて行きました。病院へ緊急入院
しました。検査の結果RSVウイルスに感染しているそうで
大変心配しております。大人で言えば鼻風邪とのことですが最近乳幼児に多いそ
うです。RSVウイルスとはどんな病気でしょうか。長引くのでしょうか! 
     
回答13)RSウイルスに感染した

かぜ症候群は、鼻炎や咽頭炎の形をとり、通常は3〜4日で改善する病態です。
乳幼児や高齢者ではときとして、肺実質感染や髄膜炎などを合併して重症と
なることがあります。
病因の80%をウイルスが占めており、ライノウイルスが原因としてもっとも多い
が、この他に種々のウイルスが原因となることが知られています。
そのひとつがRSウイルスです。このウイルスによる感染は成人では軽症ですが、
乳幼児の初感染では気道感染から肺炎に移行する例が多く注意を要するとされ

質問14)脳梗塞で入院して肺炎を併発した(2001.1.19)

母が脳梗塞で緊急入院し、肺炎を併発しました。 体力・免疫力低下の状態
での肺炎の治療に関して、どの様な診断方法・治療法があるのか、教えて下さい。 
特殊な医療設備や入院環境が必要だが、効果の在りそうな方法があるのなら、
その様な治療の効果や母への適用可否について、主治医の先生と相談したい
と考えています。

付き添っている妻が、主治医から聞いた内容を元に問い合わせメールを作成
しておりますので、治療内容に具体性が乏しく、判断困難かとは思いますが、
何か判る事がありましたら、宜しく御願いします。 主治医の先生とよく相談
する為にも、事前知識を少しでも増やしておきたいと考えております。

<患者>
年齢70才、女性、小太り
<現在の症状>
右半身麻痺、言語障害(聞く事はできるが話せない・短い発声はでき
るが、言葉にならない)、肺炎を併発し発熱あり。
食事を摂れないので、点滴を肩より入れている。 輸液に入れている
治療薬の種類や量は聞き取れていない。酸素吸入実施中。心拍モニタを装着。
一般病室より、看護婦詰め所に近い病室(4人部屋)に移動して治療継続中。
<これまでの経緯>
2000/12/18 に脳梗塞により自宅で倒れ、救急車により緊急入院。
家族が、母が倒れているのに気付くまで、半日程度経過していた。
入院当時の症状は、右半身麻痺、右手足のむくみ、言葉が出ない、意識朦朧。
頭部CTにより、開頭手術の必要はないとの医師の診断を受け、点滴による治療
を開始した。(ナースセンター横の病室で点滴治療)
入院2日目に、血栓溶解剤の投与により、頭部での出血が認められたので、血
栓溶解剤の投与は中断した。

入院後1週間程度経過した昨年末の時点で、意識ははっきりとしており、話し掛
けている内容は理解できている。しかし言葉は喋れない。 
右半身麻痺の状況は変わらず、左手足は動かせている。右手足のむくみは入院時
より改善するが、まだむくんでいる。酸素マスクは外しても呼吸できている。
2001/1/10 頃より、ゼリー等の食事を開始。食事時はベッドを起こす
等、少し症状が回復に向かった。 (この時期に一般病室に移動)
000/1/13 頃より、発熱があり食事がしんどそうになったので、食事の
摂取を止めて、再度点滴による栄養注入に戻した。 胸部レントゲンに
よる診断で、肺炎を併発している疑いがあると診断された。
2000/1/16 胸部レントゲンの再撮影により、肺炎症状の広がりが確認され
た。 ただし、血液検査による炎症の数値(何の測定値かを聞き忘れ)は、
改善しているとの事だった。

回答14)脳梗塞で入院して肺炎を併発した

脳梗塞で緊急入院し、肺炎を併発したという状態と考えます。
鎖骨下静脈から高カロリー輸液を受けている状態と考えます。
右半身麻痺があり、全身状態も悪く、食事の誤嚥もあり、
誤嚥性肺炎と予想されます。
しばらく、経口の食事を中止して、抗生剤の点滴注射、高カロリー
輸液が必要と考えます。


質問15)肺炎になるとどのような症状がでるのでしょうか(2001.2.24)

 2週間程前に扁桃炎をおこしてからそれほどひどくはないですが、なんと
なくだるい日が続いています。
そんな時に体温をはかると37度のこと
があります。
37度が続いているといわけではないのですが、いつまで
も体調が万全にならないので
不安です。
回答15)肺炎になるとどのような症状がでるのでしょうか
肺炎とは、病原微生物の肺胞内の浸入により感染にもとずく急性炎症が生じ
たときに、これを一般に肺炎と
いっています。
症状として、発熱、悪寒、咳、喀痰などがみられます。この反応は、個体の感
染に対する防御反応の現れ
でもあり、老人の患者さんでは、肺炎でもあまり症状が
ないこともあります。しかし、一般には肺炎があれば、胸部症状があります。です
から、現在の症状は、扁桃腺炎
である可能性が高いと考えます。
しかし、厳密には胸部レントゲン検査を行わないと肺炎の診断は不可能ですの
で、症状がつづくときは検査を受けて
ください。
質問16)咳のでない肺炎があるか?(2001.5.28)

"女性"
"34"
"三日前から胸痛がして発熱もあったので受診したら、レントゲンでは特に所見も
ないし、血液検査はCRPと白血球の数値が上がってるだけで何が原因かわから
ないとのことで、原因不明の胸膜炎といわれ抗生剤、痛み止めをもらいました。
しかし三日経っても、熱も9度代で胸痛もかなりひどいので、再度受診したら肺に
水がたまっているといわれました。肺炎から胸膜炎になったのでしょうということだ
ったのですが、咳も出てませんし熱と胸痛以外症状がないのです。こんな、咳の
出ない肺炎があるのですか?"

回答16)咳のでない肺炎があるか?

肺炎の臨床症状は、咳、痰、発熱ですが、肺炎の病変の場所や肺炎の病態に
っては咳がでないこともあります。
咳は気管支の咳反射レセプターが、喀痰や異物で刺激を受けたときに生じます。
ですから、肺炎の病変が肺末梢で喀痰が少ない場合には咳が少ないこともあります。
肺炎、胸膜炎の正確な診断には胸部CTや胸腔穿刺による胸水の検査も必要です。

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