模様(薄紫)
インターネット医科大学において
インターネットで質問をうけた呼吸器疾患の内容と回答を提示しました。
質問の番号をクリックしてください。

肺気腫

質問1)肺気腫の治療について質問
質問2)肺気腫の手術について質問
質問3)肺気腫でCO2が上昇している
質問4)COPD患者の酸素吸入について
質問5)肺気腫と診断されたが、どうすればよいか
質問6)父親が肺気腫で苦しんでいる
質問7)肺気腫の外科治療について
質問8)肺気腫と診断されたが
質問9)肺気腫の疑いがあるが
質問10)34歳義弟が肺気腫と診断された
質問11)父が肺気腫と診断された
質問12)肺気腫の手術について質問
質問13)58歳女性が肺気腫と診断されたが
質問14)39歳、女性で肺気腫と診断された

質問1)肺気腫の治療について質問(2000.2.16)

さて、実の父67才は、肺気腫と診断され入院しています。
簡単に経過を報告させて頂きますとH11.10に肺の機能して
いない部分に付いて摘出術を受け一旦退院しますが、
H11.11.9に呼吸苦にみまわれ再入院となりました。
現在もなお入院中です。
毎分6〜7リットルの酸素を送り込み食事や排泄時には
8〜10リットルの量を送り込んでおります。
主治医の見解は、肺の機能が元に戻ることはない。
この状態を維持するのが精一杯とのこと。
そこで、肺の機能が戻らないのかどうか第3者的な立場で
結構ですので見解をお聞かせ下さい。
また、他に良い治療法、薬などアドバイスをお願いします。
(主治医の先生は最高の薬を使ってるといってました。
逆に言うともう他の薬ではだめ?とも聞こえました。)

ちなみに父は、大分の病院に入院しており私は、横浜で
仕事をしています。付き添いは、母が行ってお
り母に万一のことが無いとも限らないので、先日、見舞いに
帰省しました。

回答1)肺気腫の治療について質問

H11.10に肺の手術を受けたということですが、これは
volume reduction surgery(VRS)という手術を受けられた
のだと考えます。これは、数年前より一般に行われる
ようになってきた手術で、機能していない肺の部分を
切除することにより残存肺の機能を高めようという手術
です。手術で呼吸状態が改善する患者さんが多いよう
ですが、効果があまりみられない患者さんもあるようです。

10月に手術して11月に呼吸状態が悪化したという
ことは、手術の効果がなかったという可能性があります。
肺気腫という病気は、喫煙により一度破壊された肺胞
の構造は回復することがありませんので、病気自体を
治癒させるということは不可能です。しかし、呼吸の
状態が悪化するのは、肺気腫に気道感染が合併した
ことが原因であることが多く、感染を治療することにより
呼吸状態は改善することを多く経験しています。
肺理学療法、呼吸練習なども重要です。
酸素吸入で6〜7リットルの酸素を毎分吸入するという
ことは、肺気腫の悪化では通常はありませんので、
現在の呼吸の状態はそうとう悪化していると考えられ
ます。重症の肺炎などを合併しいる可能性が考えられ
ます。担当の先生とよくご相談ください。

質問2)肺気腫の手術について質問(2000.6.5)

私の母が4年前から肺気腫で在宅酸素を吸っています。
去年からは24時間離せなくなり、お風呂も持って入ります。
階段を上がると数値が70代になる時があると言っていますが
手術ができると聞きました。
手術について費用、難易度、時間など詳しいことを知りたいの
ですが、兵庫県の淡路島に住んでいますのでもし近くでいい
病院があれば教えて頂きたいのですが、もし手術は受けない
としても何かもっと息苦しさが軽減するような方法はないので
しょうか?数値が70代になると意識不明になったりする危険
性もあるのでしょうか?
一生酸素の機械は離せないものなのでしょうか?
今は携帯用の酸素の数字は2です。よろしくお願いいたします。
  
回答2)肺気腫の手術について質問

肺気腫があり在宅酸素療法を受けている家族の方の質問
と考えます。
肺気腫は、長年の喫煙により、肺の末梢部の構造が破壊
されることにより換気障害が生じる疾患です。このため
低酸素血症があり、この治療として在宅酸素療法を施行して
いるものです。階段を上るなどの動作時に酸素飽和度が70
に低下するということは、肺気腫がかなり進行していると
考えられます。
最近の治療に Volume Reduction Surgery (VRS)といって
肺気腫の特に病変部が悪い部分を切除することにより、肺
気腫の呼吸状態を改善する治療が行われています。
岡山大学第二外科でかなりの数の患者さんをこの治療法で
治療して臨床的に効果をあげているようです。ただ、患者さん
によって、この治療が可能な方と効果が期待できない方が
ありますので、患者さんをよく診察しないと、この治療が有効
であるかどうかは判断できません。
携帯用の酸素が2というのは、2リットルの酸素を一分間に
吸入しているということです。この状態では、酸素吸入を中止
することは困難と考えます。岡山大学病院を1度受診されたら
いががでしょうか。現在の担当医の先生とご相談されるのが
最初と考えます。

質問3)肺気腫でCO2が上昇している(2000.7.17)

義父(75才)の病気事で、知りたいことがありすのメール致しま
した。義父は、肺気腫・喘息・結核のキャリア(言葉が適切かわ
かりませんが)肺に白いがげあり 発病するおそれがあるそうで
す。
自宅で、酸素吸入の治療をしていましたが、肺炎になり
入院して治療中なのですが 子供たちは、埼玉に 義父は、山形
にいて義母が、一人で病院にかよっています。
前日 お見舞いにいって 酸素が 40(入院したときの状態)
二酸化炭素が、80 と言われ 危ない状態だったことをしりました。
義母は、耳が遠 先生の行っている事が理解できなかったらしく
危ない状態だったことを理解していず どういうぐあいなのかわか
らずいます。二酸化炭素が 多いと はい な状態になりますと
説明されましたが。二酸化炭素が多いと 本人が自覚しないまま
死んでしまうという状況はあるのでしょうか?
酸素の量が、95まで回復していましたが(お見舞いに行ったとき) 
翌日 二酸化炭素がの量が多く 80位で 発作がおきましたと連
絡したとき医師がらいわれました。 が義母は、私たちがお見舞い
に来て義父が元気がでてきている 酸素吸入が 4〜1になって
おしっこも管からしびんになったとよろこんでいました。 二酸化炭
素が血液中に 80というのはいったい お医者様からみてどうい
った状況なのか また最悪死に至るのか死に至らないが
どういった状態になるかしりたいのですが

回答3)肺気腫でCO2が上昇している

肺気腫と古い肺結核がある75歳の家族の方が、呼吸状態が
悪化しているという内容のメールを考えます。
酸素40、炭酸ガス80というのは、動脈血ガス分析で、PaO2
40mmHg , PaCO2 80mmHg の状態です。血液ガス分析では
正常値は PaO2 80-90, PaCO2 40 ですので、明らかに呼吸
不全の状態です。血液炭酸ガス分圧が上昇すると、CO2 ナルコー
シスといって意識状態が低下して傾眠状態になり、呼吸も悪く
なります。この状態では、人工呼吸などの治療が必要となることも
あります。現在の状態では、遠くに移せる状態ではないと考え
ます。担当医の先生とご相談ください。

質問4)COPD患者の酸素吸入について(2000.6.24)

私は山梨県の救急救命士です。先日、40年位前に右肺切除を受け、
在宅酸素療法を受けている70歳の女性より119がありました。意識
清明、HR120,RR36浅、BP130/70前後、TK37.7でサチュレ
ーションは83%でした。EtCO2も48あり、投与酸素量に迷ってしまい
ました。家
族の話では、医師より1.5〜2.0L/分酸素を流すよう
に言われているそうなので、私も2.0LでSaO292%で搬送しました。
若干のチアノーゼも見られたのでもっと高流量でいきたかったのですが
COPDが心配でとりあえずというつもりで人工呼吸の準備をして搬送
しました。このような患者さんは、COPDのような病態を示すのかお教
えください。


回答4)COPD患者の酸素吸入について

血液ガス値に以上がある方の酸素吸入についてのご質問と 考えます。
40年前に右肺切除術を受けているということですので、肺結核
が原因と考えられ、左肺にも病変があると思います。この患者
さんでは、呼吸機能の低下により、十分な換気が出来ない状態に
あり、感染などが合併すると低酸素血症、高炭酸ガス血症が
出現します。SpO2 83%ですので、血液ガスPaO2 50mmHg程度
と考えます。またEtCO2 48というのは、呼気中の炭酸ガス 48
というのは、呼気終末時の炭酸ガス濃度は、肺胞気のガス分圧
とほぼ等しいという考えですから、正常値40よりはかなり高いと
考えます。
一般的には血液炭酸ガス値が上昇している患者さん
では、酸素投与は慎重に行い、CO2ナルコーシスに注意が必要
とされています。しかし一番問題なのは低酸素血症です。
ですから、酸素2L/分吸入し、SpO2 92%としたという酸素吸入は
良いと考えます。血液酸素ヘモグロビン解離曲線ではSPO2 90 %
= PaO2 60mmHgですので、患者さんのSpO2 90%に保てる酸素
投与を行えばよいと考えます。
実際のこの患者さんがCOPDであるかどうかは、胸部レントゲンを
みていないのでわかりませんが、酸素投与に関しては変わりあり
ません。

質問5)肺気腫と診断されたが、どうすればよいか(2000.10.12)

実の父(60)が、先日肺気腫と診断されました。 家の近くの病院なのですが、一応
レントゲン、入院施設の
ある小さな所なのですが、大学病院等で再検査をした
ほうがよういでしょうか。
今現在、せきがひどく夜も寝れないほどです。 病院からたばこをやめるようにい
われ
禁煙補助薬によってたばこをたっている状態です。 これ以上悪くなるので
しょうか。
それとも、薬などで治るものなでしょうか。 犬の散歩やゴルフへ行くこと
が日課な
父ですが、大丈夫でしょうか。 建設会社で現役で現場で働いています。
続けることは可能でしょうか。
病院側からは、特に入院の必要はないと 言われているようです。

回答5)肺気腫と診断されたが、どうすればよいか

肺気腫の診断は、通常は胸部レントゲン写真、呼吸機能検査で 可能ですが、でき
れば胸部CT検査も必要です。
喫煙者の方は、程度に差はあるがほとんどの方に
肺気腫が
生じると考えられています。その中にとくにタバコによる肺の 破壊が進行
しやすい方があり、この場合は肺気腫が進行性に
悪化すると考えられています。
60歳で症状がでる場合は、
かなり進行性の肺気腫と考えられます。禁煙をしなけ
れば
もっと病状が進行すると考えます。
肺気腫は、気道の防御機能が低下し気道感染を合併しやすい ので、注意が必要
です。慢性気管支炎を合併することもあります。

通常は内科(呼吸器科)のある病院で診断、治療が可能ですので 大学病院まで受
診する必要はありません。
現在の担当医の先生とご相談ください。

質問6)父親が肺気腫で苦しんでいる(2000.10.26)

自分の父が、肺気腫でかなり進行しているみたいです。 父は、63歳でもう5年近く
苦しんでいます。
自分から見ても治すの外科治療しか無いと思います。
最善の方法を教えて下さい。

回答6)父親が肺気腫で苦しんでいる

肺気腫は、喫煙などを原因として肺構造が破壊される疾患であり、 治療は対症療法
と残存機能の向上があります。
禁煙が最も重要です。閉塞性肺機能障害にたいして
、気管支
拡張薬が使用されますが、効果は大きいものではありません。
最近は、呼吸リハビリテーションも行われて、一定の評価を うけています。腹式呼吸
法の練習や、口すぼめ呼気練習、呼吸
筋のトレーニングなどがあります。
ご質問の中に記載のある外科手術は、この4〜5年前から日本 でも肺気腫の患者
さんに、volume reduction surgery (VRS)と
して施行されるようになった治療法で
す。肺気腫として破壊された
肺の部分を切除することにより、残存肺の機能を働か
せて呼吸を
改善するという治療法です。この治療を行っている施設は 限られていま
すので、まだ一般的な治療法ではありませんが、
考慮してみる価値はあると考えます。

質問7)肺気腫の外科治療について(2000.11.9)

私の父は現在70歳です。若い頃(大学生時代)に結核を煩い、三年程前にも
また結核になり治療をした経験があります。退院後もしばしば高熱が出たり、白血
球の数値が異常に高くなるどの症状がでていました。

先日、高熱が出て個人病院で見てもらったところ、肺気腫のような状態であり、今
後呼吸が困難になるかもしれないという所見をもらい再度市立の病因で検査をし
てきたところだそうです。肺気腫の外科治療について、結核の治療経験がないこ
とが、条件になるという話を聞いたのですが、本当でしょうか?
それから、その分野で優れている病院がありましたら、教えていただけませんで
しょうか?ちなみに、父は福岡県に住んでおり、私は東京で働いております。
よろしくお願いいたします。

回答7)肺気腫の外科治療について

肺気腫の外科治療についてのご質問と考えます。私は、呼吸器内科ですので、
この治療についての直接の経験はありませんが、3〜4年前から日本でもこの治
療法は広く行われるようになりました。

volume reduction surgery (VRS)といって、肺気腫の肺で気腫化がひどくてガス
交換などの正常肺機能をもたない肺の部分切除をおこなうことにより、残存肺の
機能を向上させる手術です。内科的治療をおこない、それでも症状がつづいて
いる患者さんで手術が考えられます。禁煙をしていることが絶対条件です。
福岡では、福岡大学第二外科でこの手術を胸腔鏡手術で施行しています。

質問8)肺気腫と診断されたが(2000.12.19)

今年5月、母(59才)が肺気腫と診断されました。9月ごろから、在宅酸素療法
(2リットル)の機器も用意し、普段は週に3日、1〜2時間くらい、息苦しいときは、
その都度、使用しています。その際、本人は足や腕がだるくなるような気がする
といっています。また、最近は、風邪をひいていることもあるとは思うのですが、
たんがからむようです。このような状態は(だるさやたん)続くものでしょうか。
また、酸素療法は、どれくらい(頻度など)使用するものでしょうか。

約13年位前から、喘息がありました。喫煙はしていません。普段はなんともない
のですが、例えば、季節の変わり目などに喘息がおき、年に2回位、5日間程度
入院するということが続いていました。その際、退院しても身体がだるい状態が
続くことや、家事をしていても疲れるという状態があったため、病院を変え、
2日間入院して検査をしたところ、肺気腫と診断されました。

まだ、それほどひどくはないということでしたが、気候が変わりやすかったり、また
、原因は何か思いあたらないときもあるのですが、2ヵ月に1回位は、病院で点滴
を(ネオフェリン)を受けるという状態が続いています。本人が、だるさ、息苦しさ
を感じている時は、酸素の量は、95%を下回っていることもあります。以前、一番
ひどい時は89%でした。在宅酸素療法は、9月に入院した際に勧められて用意し
ましたが、本人はそれほど、自覚(楽になるというような)はないようです。

このような症状が出ていない時は、本人はいたって元気で、日常生活に支障もな
く、健常同様の生活ができます。ただ、今日調子が良くても明日は悪いかもしれ
ないというように、安心はできない状態です。

回答8)肺気腫と診断されたが

肺気腫は、喫煙などによる肺の障害のために肺組織が破壊されて呼吸状態が
悪化する疾患です。通常は50〜60歳以上の男性に発症する病気ですので、
59歳の喫煙をしない女性に生じる病気ではありません。
診断が肺気腫といわれたということですが、本当の肺気腫ではなく、喘息のため
に肺が過膨張になっており、肺気腫ようにレントゲン写真でみえるのではないか
と考えます。
在宅酸素療法により、酸素濃縮器を使用して100%に近い酸素をつくりだすこと
により、呼吸不全の患者さんが入院せずに自宅で療養ができるようになりました。
血液中の酸素飽和度が90%以上が目標です。夜間などに自発呼吸が
低下することがありますので、夜間睡眠中の使用が必要です。また体動時などに
も、酸素飽和度が低下しますので、吸入が必要と考えられます。


質問9)肺気腫の疑いがあるが(2001.1.13)

70歳になる父のことなんですが昔からかなり量の喫煙者なんですが気がつけば、
随分前から、
*咳 *痰*息苦しそうというような症状が見られます肺気腫・・の疑いがあるの
では?思います
とにかく医者にいくのをいやがる人で家族としては大変、心配し
ております
 @肺気腫が原因で死亡する危険もあるんですよね
A息苦しい状態になると、かなり進行しているのでは、と思っていますが
このまま何もしなければ・・・どんな状態になるのでしょうか?
 
医者にいってくれないので、とにかく心配しています
アドバイスを御願い致します
 
 回答9)肺気腫の疑いがあるが
喫煙者でタバコの量が多い方は、ほぼ全員に肺気腫の所見がみられます。ただ、
進行の程度が個人によって差がある
ために、病状も進行した方から、軽度の方
まであります。
 
@肺気腫が原因で死亡する危険もあるんですよね
A息苦しい状態になると、かなり進行しているのでは、と思っていますが
 
肺気腫が基礎疾患にあり、これに肺炎が合併して死亡することは、多く経験します。
診断は、胸部レントゲン写真、CT検査、呼吸機能検査が必要です。血液ガス分
析も必要で、酸素分圧が低い場合は、在宅酸素療法の
適応になります。いずれに
しても、診察を受けることが必要です。


質問10)34歳義弟が肺気腫と診断された(2001.1.16)


義弟34歳が肺気腫と診断されて、妹がとても心配しています。
先日、呼吸困難で救急車で運ばれました。CT検査の結果、肺気腫であると診断
されましたが、入院後本人はとても元気になったそうです。今後はどの様なことが
考えられますか?また、日常生活の注意点を教えて下さい。
通常は年配者の病気であるとのことですが、30代でもなるのもなのでしょうか?

回答10)34歳義弟が肺気腫と診断された

肺気腫とは、気道の末梢構造である肺胞および終末細気管支が
破壊を受けたことにより病変が生じる疾患です。
肺気腫のほとんどは、喫煙をした男性で、通常は50歳以後に
発症します。34歳で診断された肺気腫の患者さんを診察した
ことがありません。
つぎの理由が考えられます。
1)よほど、喫煙にたいして肺構造が弱くて、若年で肺が破壊されて
しまった。
2)?1アンチトリプシンという特別なたんぱく質が体の中に欠損している。
3)診断が肺気腫でなくて、喘息などの他の疾患であるが、胸部
レントゲン写真をみると肺気腫ように見える。

3)の理由が一番考えられると思います。
担当医の先生とよく相談してください。

質問11)父が肺気腫と診断された(2001.2.15)

症状:父(72才)は,10年以上前に肺気腫と診断され,現在,在宅酸素吸入
を行っています。最近では,着替えや家の中を歩くことさえままならない状態です。

質問:
・酸素吸入は,就寝時と苦しいときにだけ使用しているのですが,
 使用時間は長いほど,効果的なのでしょうか。
・動くと苦しいため,ほとんど椅子にすわりぱなしで,歩かなくなって
 いるのですが,苦しくても身体を多少動かしたほうがよいのでしょうか。
・苦しくなると,肩甲骨と背骨の間を押して欲しい,と言うのですが
 このようなツボを刺激してもかまわないでしょうか(高血圧症です)。

回答11)父が肺気腫と診断された

肺気腫の患者さんは、近年増加をしています。病気の原因は長期にわたる
喫煙です。タバコの煙の中に含まれている物質により肺構造が破壊されて
いるために、気道抵抗が増加して、体動時に呼吸困難が生じます。
この呼吸困難は肺の構造的な変化が原因ですから、酸素吸入してもあまり
自覚症状は改善しません。
しかし、動脈血の酸素分圧が低いと、肺性心といって、心臓にも負担が生じ
ますので、酸素吸入は必要です。夜間は、特に呼吸が浅くなるので、酸素吸
入を必要とします。定期的に動脈血の酸素分圧や指での血液酸素飽和度を
測定する必要があります。

呼吸が苦しいと体動困難なために寝たきりとなります。呼吸練習、腹式呼吸
の練習や、四肢の運動は必要です。


質問12)肺気腫の手術について質問(2001.2.27)

現在三十五歳の男性です。     肺気腫の手術についてお尋ねします。   
約10年前より肺気腫と診断され現在に至ります。数年前に肺の容積を減らす
手術を希望しましたが、肺機能の良いところと悪いところが
分からないので、
もし切っても機能が回復するか分からないと言われまた。
肺の状態は大きく全体的に広がり、横隔膜の上いっぱいいっぱいまであり、
息が吸えない状態でした。 
ところが昨年、肺炎になり肺にアスペルギルスのカビが見つかり入院しました。
治療していくうちに右肺が左肺より縮んで三分の二ぐらいになりした。また肺の
中に空洞ができています。
それで現在は呼吸が非常に楽になっています。
そこで質問なんですが、楽になったのは右肺が縮んで中に空洞ができ、横隔膜
を圧迫するものがなくなって、
呼吸スペースが出来て楽になったんでしょうか?
そうすると左肺も容積を減らせば、左の横隔膜を圧迫するものがなくなり、呼吸
が楽になるでしょうか。

質問12)肺気腫の手術について質問
現在が35歳で、25歳の時から肺気腫を診断されているということですが、こ
んな若年の肺気腫の患者さんを診察した
ことがありません。しかし、volume
reduction surgeryの手術
について相談をしておられるようなので、胸部レン
トゲンや
呼吸機能では肺気腫の所見があるのだと思います。
α1アンチトリプシン欠乏症などで、若年で肺気腫が発症することがあり、報告
がありますが、自分の患者さんでは、経験が
ありません。
ですから、このメールを送ってくれたかたは、肺気腫としては、非常にめずらしい
と考えます。
ご質問の「右肺が左肺より縮んで三分の二ぐらいになりした」ということは、volume reduction surgeryを行ったと同じ結果になったのだと考えます。これにより、過
膨張の状態にあった
肺が縮小し、気道の閉塞が改善して横隔膜の運動もよくなり、
呼吸状態が改善したと考えられます。
質問13)58歳女性が肺気腫と診断されたが(2001.3.27)

私の母(58歳)が肺気腫と診断されました。最近まで印刷会社で働いておりました。
犬の散歩でちょっと早く歩くと息がきれてしまうようです。あとは咳がでるとくるしい、
といっていました。みなさんのおっしゃっているような、在宅で呼吸器(?)のような
ものをつかってはいません。

@彼女自身はタバコもすいませんし、お酒ものみません。ただ、父が喫煙者なので
す。父に、たばこを止めてもらったほうがいいでしょうか?
A完治することは難しいとかいてありましたがどのようにしたら、これ以上、症状が
悪化しないのでしょうか?

もう一度、他の病院にいって診断してもらおうかとも考えています。他の病気だったら
こわいし、なにかの間違いじゃないか?なんて思ってしまって、、、。
合併症をともなって、最悪のことがおこったりしたら・・そう思うと心配でこわくてねむ
れません。

回答13)58歳女性が肺気腫と診断されたが

58歳の女性で、本人が喫煙がなく(夫が喫煙者)、歩行時に息切れがでるような
肺気腫になるとは考えられません。肺気腫以外の病態があると考えられます。
体重が肥満があり、これにより体に負荷がかかること、また気管支喘息
などの疾患が存在することも考えられます。

質問14)39歳、女性で肺気腫と診断された(2001.8.10)

"先日人間ドックで肺気腫と診断されました。胸部レントゲン写真で肋骨間の拡大
と肺活量は3500ccですが、一秒率が70%(一昨年は69%)と低いそうです。特に
指示はなく1年後に再検といわれました。
タバコは吸ったことがありません。仕事場では吸う人はいますが。特に自覚症状は
なく、運動も普通にできます。このまま様子を見てよいのかどうか、診断が正しいか
どうか含めて、今何かできることを教えていただけないでしょうか。

回答14)39歳、女性で肺気腫と診断された

肺気腫は細気管支から末梢の肺胞壁の破壊が生じる形態学的な診断です。この
破壊は、一般的には喫煙を原因として発症します。
ですから、39歳の女性で非喫煙者に肺気腫が発症する可能性はまずありません。
しかし、非常にまれに?1−アンチトリプシン欠損症というまれな病気で肺気腫を発
症する場合もありますが、まず通常では考えられません。
ですから、呼吸機能で一秒率がやや低下(70%以下は閉塞性障害)していますが、
肺気腫ではないと考えます。他の疾患、慢性喘息などの可能性はあると考えますが、
胸部CTなどの検査も必要と考えます。

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