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インターネット医科大学において
インターネットで質問をうけた呼吸器疾患の内容と回答を提示しました。
質問の番号をクリックしてください。

塵肺

質問1)家族がじん肺と診断されたが

質問1)家族がじん肺と診断されたが(2000.2.15)

私の義父のことなのですが、義父は昔トンネル工事をし
ていましてそのせいで以前から「けい肺」と診断されて
いました。
7年前に脳血栓で入院した時にレントゲンなどで「けい肺
」の状態がよくないことはわかっていたのですが、本人も
毎日の生活を正すことなく飲酒の量を控えたりせず、
仕事がら毎日夜更かしをしてきました。
今回、脳血栓の経過を診てもらった時にけい肺の進行
を一緒に検査してもらったそうですが、結局3つの病院
にまわったのですが、どの病院でも以前よりかなり悪い
状態です。と告げられて、最後の病院ではこのままだと
後5年ぐらいしか生きられないと言われて本人もかなり
落ち込んでいます。
けい肺じたいには、治療法がないからと言われて家族と
してはどうしたらいいのか?悩んでいます。
義父は宮崎の方の病院に行ったのですが、私達長男夫
婦は東京に住んでいるので、本当に治療ができないの
か、都心には大病院も沢山あるわけですし、もし直るの
ならこちらに呼んででも治療してもらいたいと思っていま
す。本人と義母から聞いただけですから、どんな意味で
担当の先生が言われたかわかりませんが、望みがもて
るのかどうか、今の医学でもこの職業病のようなものは
、完治できないのでしょうか
だけど、5年といわれても本人には、自覚症状がでてい
ないので今の生活を辞めようとは考えていません。
どうせ、短い人生なら楽しく暮らしたいといって、病院か
ら帰ってきた当日も飲酒していました。
まだまだ、63歳ですから人生を終えるには早すぎると家
族は落ち込んでいます。もし、治療できるのなら教えて
下さい。

回答1)家族がじん肺と診断されたが

「けい肺」は、じん肺の中でももっとも頻度が多い病気で
外来でもときどき患者さんを診察します。
通常は、トンネル工事や石鉱山などの仕事に従事して
いた方であり、じん肺の健康管理を受けているのが普通
です。じん肺管理区分に管理1〜管理4がありますが、
メールの内容では管理4に該当する状態と考えます。
実際の患者さんの状態は、胸部X線写真、血液ガス分析、
呼吸機能検査の結果をみないとわかりません。

じん肺は、粉塵を吸入することにより肺に生じる線維性
増殖性変化を主体とする疾病と定義されています。
じん肺の症状がすすむと、咳、痰、動悸、息切れなどの
症状がでてきて、日常生活も困難となることがあります。
症状は、職場を離れても、少しずつ進行するといわれて
います。じん肺は、一度肺が障害されると自然と改善する
ことはありません。ですから、積極的に治療の方法は無く、
予防が最も重要とされています。

じん肺と診断され、呼吸状態が悪いときは、血液酸素
分圧が低ければ、在宅酸素療法の適応になると思います。
また、タバコが気道の障害因子としては最も問題となるの
で、もし喫煙しているようなら、禁煙が必要です。
その他には、残念ながら有効な治療法はないと考えます。



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