<症例提示:17歳、男性> 胸部CT コメント: 吹奏楽器演奏中やスポーツ中に発生することがあり、一過性に必要 この患者さんは、中距離の陸上選手であり、毎日のトレーニングを この患者さんの主訴である、空気が入らないという訴えは興味 7日後の胸部X線写真では、縦隔気腫は治癒していた。
主訴:胸が苦しい、空気が入らない
現病歴:これまで大きい病気もなく元気に生活している高校生。
陸上競技部に所属し、試合のため午前11時に1500メートル走に
出場した。帰宅後、夕食を食べ安静にしていたが次第に胸痛、息苦
しさ、空気が入っていかない感じがあり、外来を受診した。
顔面:苦悶状、血圧115/91、脈拍72/分、整、体温:37.2C
胸部聴診では、呼吸音は正常、心雑音を聴取した。
放射線科医コメント:縦隔内に気腫がみられる。
肺尖から、頚部まで及んでいる。
縦隔気腫とは、縦隔ないにガスが貯留したした状態であり、その
原因は外傷や気管切開などの外科的浸襲がほとんどである。基礎
疾患の認められない健康人に発生する特発性縦隔気腫は稀である。
発生機序として気道内圧が上昇したことにより、肺胞内圧が上昇し
たことにより肺胞が破裂し、その空気が気管支・肺動脈束の被膜を
剥離して肺門部に達し縦隔気腫を型成するとの説がある。
以上に大きな伸展や呼吸気圧が要求されれば肺胞が破裂すると
いわれる。発症時は安静でも、日頃の激しい運動や吹奏楽演奏を
行なっていると、長期間の呼気吸気の反復が後天的に肺胞壁の
脆弱性をもたらす可能性を推測している。
おこなっており、縦隔気腫の発症7時間まえに1500メートル走の
試合に出場していた。また、以前には吹奏楽もやっており、肺胞
壁の脆弱性の問題はあると考えられる。
深い。CT検査では、気管上部が前後から圧排されたような形態
的変化を認めているが、これが縦隔内の空気による気管の圧迫
変形に原因するものであるかどうかはさらに検討の余地があろう。
中距離陸上選手として再度試合に出場する予定があるが、再発の
可能性はいかがでしょうか。
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